本に纏わるetc

指の負傷で紙漉きを2日程中断しています。

水が滲みる…これはちょっと。。。。
英断って事にします ちなみにスマホの電波もやたら痛い…敏感になってしまってる。
更には雨 雨 雨の予報ですね…色々と予定通りには行かないものですが、今回は割と楽観的です。

で、ちょっと本、読書に纏わるetc…

さっき 自室の窓を開けて 熱海の山をボーっと眺めていました。
庭の金木犀が雨の中香っています。
隣の家の庭にも金木犀 わぁっと甘い。
金木犀の香りには約30年 ある小説の中の言葉に引き戻されていました。




私は子供の頃からかなり本の虫でした。 
何なら活字中毒な時期もあったくらい。

小学生 怪人二十面相シリーズ(笑)
            ノーム
が、印象に残っています。ドキドキ わくわくがキーワードかな。

中学、高校生の頃には
吉本ばななさんを筆頭に
山田詠美
放課後のキーノート
跪いて足をお嘗め

村上春樹
ノルウェーの森
宮本輝
避暑地の猫
五千回の生死
愉楽の園
青が散る
花の降る午後
春の夢
オレンジの壺
朝の歓び

向田邦子
阿修羅の如く(子供の頃 NHKで観て居ました 私の人生に一番最初に強烈なインパクトを残したのがこのドラマのタイトル曲でした。
和田勉さん選曲 トルコのジェッディン デデン 今 行きたい外国は?って聞かれたら三本の指に入るくらい トルコが気になるのは
阿修羅の如く
ジェッディン デデン
の、影響です。
私の前世のルーツに関連するんじゃないか?って感じています)
三浦綾子
氷点 
この小説の主人公は陽子 同役を演じデビューした島田陽子さんの様な女性になって欲しいと陽子と名付けたそうです)

ざっとこの小説家の本をルーティンで読み続けていました。

話しは金木犀に戻るのですが

山田詠美さんの小説の中に出て来た一説が うる覚えなのですが、こちら

「金木犀の香りを嗅ぐと虫歯が疼く」

その感性に憧れました。
そして その感性に心酔してしまい 金木犀は虫歯が疼く香りだから嫌い って刷り込みを自分からしてしまいまして。。。。もう 嫌な香りって事にしてしまいました。
30年近く。
若いのでより単純ですね…
多分 その小説読む前は嫌いじゃなかったんですけど。まぁ、好きでもなかったけど。

私は花の中では 沈丁花の香りがかなり好みなんだけど 沈丁花の香りを心酔する小説家がネガティブに表現したら 嫌いになっていたのかなぁ…

で、今年はどうやらその小説の金木犀の香りの呪縛から解放された気がします。
相変わらず 大好き!では無いんだけど 
あぁ 私は単純でのめり込み易かったんだなぁ。
毎年 嫌だったっけなぁ って。
雨の中 むわんと強く甘い金木犀も有りだよなぁ って。

30年近く経ってようやく。

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朝からずっと しとしと雨
秋の長雨ですね 予報も殆ど雨。。。。

やれやれ

(これは 村上春樹 ノルウェーの森 渡辺くんの口癖)

ノルウェーの森は多分 通算30回位読みました。
特に上巻。一部は暗記しちゃう位。
最近 出逢った方とノルウェーの森の話になり
その方がかなり内容をごちゃ混ぜに記憶していたので(登場する女性の名前と性格)確信を持って訂正してあげました(笑)

かなり記憶と違うなぁ
と、言うので 確かめても良いですよ!絶対合っているから。
って。
登場人物の口癖を真似てしまう位に読み込んでるので!と。

一番たくさん読んだのが宮本輝さん
優駿と流転シリーズ以外は!
宮本小説の中でも 割と起承転結がはっきりした長編と ちょっと不思議な短編が好きで
私が因果応報を知り 誰かに嫌な事をされたと感じても仕返しって発想を10代の内にしないと決意出来たのは 宮本輝さんのお陰。

仕事で忙しく 倫理観や道徳観など話すことのなかった(私は凄く知りたかった 一番興味のある世界だった)両親の代わりに 教えてくれる内容だった。
超心酔していたのですが、高校生で宮本輝に心酔する私を母は訝しがってました。

高校生には高校生が読むべき本があるんじゃない?宮本輝は高校生にはまだ早いと思うよ。と。

人間の魑魅魍魎とした世界を小説の中で知り
何を肝に命じるべきか 私の世界を渡る羅針盤としていました。(20代後半位になって、ちょっと説教くさくて 暗いな(笑)って離れてしまいます)
それでも 何か大切な事で迷った時は宮本小説の紳士が主人公の若い女性に向けた助言を自分に当てはめて答えやヒントとしていました。



紙漉きが出来ず しとしと雨が続いていたので
雄弁に語っちゃいました。(笑)
最近はもう好きな小説家が居なくて残念です。
小説を読むって 二つの人生を好きなタイミングで出入りするみたいで 好きな時間でした。

また ページをめくるのが楽しみで仕方がない小説に出会えます様に。




by yokush55 | 2018-09-20 15:39 | ひとりごと
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