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トンガリ屋根の家の夜明け

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おはようの始まりのちょっと前

一日分の微笑みが 
ふわりふわりと舞い降りてきます
トンガリ屋根の家の住人は 
このふわりと舞い降りた
一日分の微笑みを
大きな籠に入れるのが
おはようの仕事


一日分の微笑みの一つ一つは
思わず目を閉じてしまう位に
とびきり素敵な香りがします

朝露の青い葉の様な香りや
街角で立ち止まってその存在を確かめたくなるジンチョウゲの香りや
学校帰りの少年が遠回りしてまで香りたくなる
可憐なジャスミンの香りです

一日分の微笑みを籠に入れ終えた
トンガリ屋根の家の住人は

ゆっくりと珈琲豆を挽きます

くるり くるくる

おはようの珈琲を目を閉じて飲み終えた
トンガリ屋根の家の住人は
一日分の微笑みを
綺麗な木目の棚に並べます。




paper art
story
by.neo SeeD

2014.Aug  
FaceBook ページ Neo seed カミスキ に掲載


この頃 私はコラージュの小さな紙のパーツを切っては小瓶に詰めていました(笑)
私が好きな花の香りはジンチョウゲ

ジャスミンのくだりはイスラエル人の元パートナー 大きな身体をしていましたが 照れくさそうに教えてくれた事がありました。
学校帰り ジャスミンが咲いている家はそこしか無くて 1人で遠回りしてジャスミンを香ってから帰ったんだよ!と。
少年ジャスミン このフレーズは時々私の作品の中に出て来るのですが 実在する約40年前の少年なのでした。





by yokush55 | 2017-10-28 11:22 | poem

hide and seek

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hide and seek

僕は小さく小さくなって
小さく小さくなった君と
この中でかくれんぼをしたいんだ
眠くなったらこの中で眠ってもいいんだ

君は小さな隙間に潜り込んで
僕に見つかっていないと思っているんだ
とっくに見つけているけれど
見つけていない振りをしている僕を笑って見てる

朝も夜も無くて
飽きるまで見つけたり見つけられたり
驚いた振りをしたり
時々本当に驚いたり

僕らは仲良しなのさ
とても仲良しなのさ
まるで
ブレッドアンドバター
ぴったりなんだ






by yokush55 | 2017-09-12 21:52 | poem